Strada

June 21, 2013

Me And Bobby McGee …その2

ジャニス・ジョップリンの死、その直後の1971年、彼女の歌った「Me And Bobby McGee」は大ヒットとなります。そのままロード・ムービーになるほど視覚的です…、とは6年前に私が書いた記事。→ ブログ記事:「ミー・アンド・ボビー・マギー」 dated July 30, 2007

実は…、話が逆でした。
アメリカの高校生向け(?)のサイト:shmoopに興味深い記事を見つけました。クリス・クリストファーソンが1969年に書いたのですが、彼はいわゆるロード・ムービーと呼ばれるジャンルの映画、とりわけ フェデリコ・フェリーニ監督の映画:『道 La Strada (1954)』に触発されてこの曲を書いたそうです。
旅回りの途中で死んだ女の死を知らせる為に、その母親をたずねて海辺の寒村にやって来た旅芸人の男は、その妹を二束三文で買い取ります。粗暴な男と死んだ女の妹、二人は破局に向かって…、旅に出る。こう書いたら、時代劇の旅芸人・股旅物になってしまうのですが…、最後のイタリア・ネオリアリズムと呼ばれた映画です。

1954年ヴェニス国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞、1956年ニューヨーク映画批評家協会最優秀外国映画賞、同年アカデミー最優秀外国映画賞を受賞しました。

日本でも1957年(昭和32年)に公開され、主題歌:『ジェルソミーナ』が大いに流行ったそうで、この曲は私の遠い記憶の片隅にも残っており…、如何に大きな反響を巻き起こしたかが想像できます。

easy rider『Me And Bobby McGee』ではアメリカ大陸を旅する二人のヒッピーのカップルが主人公でした。クリストファーソンがフェリーニ監督の:『道』に触発されたにせよ、その内容は戦後すぐのイタリアではありません。『イージー・ライダー』、『俺達に明日はない』等、一ヶ所に定住できず、広大なアメリカ大陸を放浪するアウトローを描いた、1960年代の象徴的なロード・ムービーに近いようです。

物語そのものは、マーク・トウェイン作『ハックルベリー・フィンの冒険 Adventures of Huckleberry Finn』、ジャック・ケロアック作『路上 On the Road』など、多くの映画、小説、そして歴史的事件の中に見出すことが出来るでしょう。それを考えると、ロード・アドベンチャーは典型的なアメリカの物語であり、我々を、広大な国土に広がる多様な風景に、そこに住む人々とその生活に誘う…、建国以来その実現に努力を重ねてきた「自由への探求」にほかなりません。

「Me And Bobby McGee」の登場人物は男女2人、おそらく恋人同士のヒッピー、十分な旅費もなくニュー・オーリンズへの旅の途中

疲れ果てた2人は駅で列車を待っていたが、考えを変えて、ヒッチハイクで目的地を目指すことになった。雨が降りだそうとした時に、彼等はトラックに拾われ、目的地:ニュー・オーリンズまでその運転手とずっと一緒に過ごす事になった。そこに着くまでの間に、二人はブルースを、そして運転手の知っている全ての歌を歌うことになってしまいました。

語り手は、ケンタッキーに始まりカリフォルニアまで、ボビーと一緒に旅した日々を思い出します。物語の中ほどに、いかに彼女とボビーが互いの魂を確かめ、絆を深めたかを語っています。どんな天気でも…、楽しい時も苦しい時も、ボビーは彼女を優しくそして暖かく守った。

歌は悲しい終わりに…。おそらく、旅の生活に疲れたのでしょう。家庭を築いて落ち着きたい…と、ボビーは語り手に告げる。語り手はボビーに多幸を祈ったが、彼の誘いには乗ることはなかった。彼女は旅を続けます。ボビーのいない旅…、幸福を見つけることはありません。  End

取ってつけたように…、東松山のライブハウス:『Studio One』から出演の依頼あり、もったいぶることもなく…、ハイハイ…「待ってました」とばかりに、7月末にステージに上ることになりました。それに備えて、練習しているのがこの曲、『Me And Bobby McGee』です。それまでには仕上がるでしょうか?


※続きに歌詞を載せました。
※"Me and Bobby Mcgee" by Kris Kristferson   "Greatest Hits" by Janis Joplin

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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