藤沢周平

April 09, 2014

散歩の途中<7> 五反田谷戸の畦桜

やっと季節が巡って来ました。『散歩の途中 絵で辿る散歩道』で皆様にお約束した山桜の開花を見逃すわけにはいきません。そこは…、仕事も少なく、既に隠遁者のような生活、お金はともかく、時間だけは自由になります。3月末、最初の偵察では何の兆候も見られず、4月1日にはかみさんと犬を引き連れて…、ほとんど前回に同じでした。そして4月7日、何やら胸騒ぎ…、朝一番とは行きませんでしたが、かみさんの電動アシスト自転車を駆り、先ずは坂を北へ下って大泉寺、山間の道を抜けて、交差点を右折、日大三高の北側、バス亭:「結道(ゆいどう)」を過ぎた当たりまで、約30分、その高低差、私のプッシュ・バイクではそうは行かないでしょう。

ここは「五反田谷戸」と呼ばれ、以前にも触れましたが、秋になると豊かな稲穂で覆われ、『案山子フェスティバル』のメイン会場でもあります。 自転車を置いて、左、北に向かって細い農道を行くと農家の庭先に入ってしまうので、その道を右に入ると、そこは谷戸田、ちょろちょろ水の流れに沿って登って行きます。ぬかるんだ畦道を5分も歩くでしょうか…、急に視界が開けて、忘れていた農村の晴れ晴れとした風景が目に飛び込んで来ます。地元では「五反田谷戸の畦桜」と呼ばれているらしく、樹齢:ニ百年、一説には四百年という話もあり、私の目には神秘的にさえ映ります。

ロケハン(=Location Hunting)とは監督のイメージ通りの映像、あるいは、絵コンテ通りの絵を撮影できる場所を探すことですが、私の散歩道である「小山田ノ庄」には撮影に使われた場所がいくつか存在します。最近の話では、今年1月18日、テレビ放映された、田村正和主演の『3億円事件』(松本清張原作:『小説3億円事件』)、事件の時効が成立した1976年(昭和51年)当時の住宅を再現するために、近くにある尾根道の南、桜美林大学の北に位置する住宅街が使われました。田村正和ファンの近所の奥さんが停止線を越えて侵入、スタッフから連れ出だされたとか…。確か、かみさんも彼のフアンのはずですが…、まさか…。

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「忘れようと…、忘れ果てようとしても…、忘れられるものではございません。」 

そうです。藤沢周平原作の映画:『蝉しぐれ』、20年後、初恋の…幼なじみのおふくを前に…、牧文四郎の言葉です。映画:『蝉しぐれ』のタイトルバックに使われたのがこの「五反田谷戸の畦桜」だそうです。藤沢周平の大ファン、Toshiさん、如何でしょうか?

ps:後日談ながら…、畦桜の話をすると、その人は4月5日に咲いているのを見たと言い、4月10日、かみさんが友達と行ってみるともう終わっていたと言います。前後の関係から、畦桜の開花は、長く見ても4月2日〜9日の8日間、満開は4月5・6・7日だったようです。

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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