管理組合

April 12, 2017

犬一匹 One Dog Night

 団地管理組合規約により犬・猫を始めとするペットの飼育は禁止されていましたが、我が家ではその「掟」を破って犬を飼ってきました。去年の組合総会で、ペットクラブによる規制を条件に、ペット飼育が認められることになり、別に他人様の目を避けている訳ではありませんが、晴れて「隠れキリシタン」の身から解放されることになりました。余談ながら、今までペット「反対」の声が大きく、これをひっくり返すのは難しいとの予想でしたが、総会の結果は「賛成」と飼育が認められることになりました。予想を覆す結果の種明かしは、住民の考えを聞くアンケートでは「反対」の声が大きいのですが、その年の理事会で「賛成」意見が過半数を占め、これが総会議案として提出されると、どんな議案でも(?)ほとんど間違いなく可決されます。理由は、アンケートに答えた住民の多くは、総会に出席せず、議決権さえも行使もせず、理事長宛の委任状を提出するからです。もちろん、私は結果にほくそ笑んだのです。

 かみさんは昔,冬場には必ず足温器がなければ眠られないぐらいの冷え性でしたが、更年期を境にした体質の変化に加えて、早朝1時間半、午後1時間半にも及ぶ愛犬の散歩という十分すぎる運動量のお陰で、体質が大きく変化したのか、今や冷え性に悩むことはなく、久しく足温器も見ておりません。愛犬:モモ、ビーグルの11歳、メス、体重9kg、人間で言えばそろそろ私達夫婦の年齢を追い越してよいはずですが、白髪は増えたものの、毛づやもよく、体力はまだまだ衰えを見せておりません。その愛犬と私を置いて、かみさんはまだ健在の母親の面倒を見に、明日から1週間、実家に行ってしまいます。

momo 愛犬:モモにすれば、散歩はかみさんと行くことに決めているのですが、彼女が居ない時は選択の余地がありません。私とモモは小山田緑地の山中(?)を4〜5kmは歩くでしょうか…、彼の地には、時々、本格的なハイキングの格好をした都内からの来訪者が地図を手にやって来ているのを目にしますが、彼等からすれば二人、私と愛犬はどのように映るのでしょうか。小山田有重の居城(現大泉寺)、万葉の横山の道、八幡太郎義家の「矢幹八幡宮」、護良(もりよし)親王・淵野辺義博の「縁切り榎木とわかれ橋」小山田高家に因んだ「忠生」地区、藤沢周平『蝉しぐれ』のタイトルバック「五反田谷戸の畦桜」、シャクナゲの群生「秘密の花園」、奥州古道「代官坂」、全ては愛犬:モモと二人で、あるいは三人で行ったところです。もし愛犬:モモが我が家に来なければ、こんな所まで行くことはなかったことでしょう。モモに感謝です。

 実は、「隠れキリシタン」にはもう一つ意味があります。今まで長い間、犬を飼っていない人、犬が嫌いな人の前では話題にしてはいけない、禁句のようなものと思っていました。そんな私に、かみさんが「新聞読んだ?」と、聞いてきます。

 『愛犬の暖かな添い寝』というタイトルの投稿でした。 投稿者は男性、毎朝出勤前に犬を連れて散歩に行くことが日課で、そのお陰で風邪もひかなくなったが、還暦を過ぎてからはやはり歳か…、久しぶりに寝込んでしまったそうです。問題はこれから…。「すると、いつもは妻と寝る犬たちが、私の枕元に来て付き添って寝てくれた。その暖かいことと言ったら…。心まで温かくなるものであった。 風邪の熱でつらい中、幸せなひとときであった。」
  今時、「犬は家族の一員」とばかりに、多くの人は室内で飼っているでしょうが、最近読んだ本曰く「愛犬との付き合いは、恋人ではなく、友人として」とあり、寝るところまで一緒というのは行き過ぎでは…、人に相談しようにも、こんな話しを出したら白い目で見られるのではないか…と、悶々とした日々を送ってきた、というのは大げさですが…、これを読んで安堵しました。

 続けて、男性は昔、エスキモーは冬の寒さを「今日は犬5匹の日だ」「いや8匹だ」などと、犬の数で表現するという話しを読んだと言う。そう言えば昔、「Old Fashioned Love Song」のヒットを飛ばした「スリー・ドッグ・ナイト Three Dog Night」というバンドがありました。

 明日からはかみさんがいません。しかたなく、愛犬のモモは私に添い寝してくれるはず。本格的な春はまだ、今日は「犬一匹」でしょう。

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May 26, 2016

悪魔のささやき、天使のささやき

 日曜日、管理組合の総会が終わりました。2年間、管理組合の副理事長を務めてきましたが、恥ずかしながら…、それまでは管理組合が何をやっているのやら、「秋・春苗付け」「草取り」、「もちつき大会」に加えて「防災訓練」「夏祭り」などの年中行事に参加したこともなく、サラリーマン時代は会社との往復だけ、辞めてからも、挨拶は上下左右のお隣さんだけ、近所周辺の方々とのおつきあいは全くありませんでした。幸いなことに…、それまではこの管理組合の理事を引き受けないで済んで来ましたが、それまで皆さんにお世話になったお返しに…とばかりに副理事長を引き受け、それも、2年間もお引き受けしてしまいました。

140907いちご通信 No-002 団地が出来て30年も経てば、建物だけではなく、そこに住む住人=管理組合員の高齢化が進んでいます。近くの中学校の視聴覚教室が会場でしたが、理事、議長・書記及び一般出席者でほぼ一杯、それもほとんどが高齢者、小さな子供さんの居られそうな人はほとんど見かけません。今総会は住民の過半数あるいは3/4以上の賛成が必要な重要議案が多く、関心の高い住人=組合員がいつもより多く出席しているのでしょう。昨年は、受付でもたついて開催が遅れ、加えて一般出席者の賛否の確認がお粗末だったことに起因する進行の遅れは、私だけでなく、理事会全員にトラウマとして残っており、今回は万端の準備をして総会に臨みました。

 笑われるかも知りませんが、組合員(=住民)の3/4以上をもって総会成立となり、<委任状>+<議決権行使書>+<理事>+<議長・書記>+<一般出席者>+<棄権>=組合員(=住民)合計の数式から、<一般出席者>以外の数値は事前に判明しており、当日、来訪する<一般出席者>の数を数えれば、それも何人以上になれば何時でも総会を開始できるのです。ということで、1時間前には来訪者の受付・登録を開始、定刻通りに「開催宣言」をすることが出来ました。

 採決に於いては、<一般出席者>数を如何に把握するかがポイントですが、採決の前に<議場閉鎖>・後に<閉鎖解除>を議長宣言し、その間の<一般出席者>の出入りを停止としました。<一般出席者>が減の場合、<棄権>が増となります。<委任状>を提出しながらも来訪した場合は、<一般出席者>が増で<委任状>が減、<議決権行使書>を提出しながらも来訪した場合は、少々煩雑で、議案毎に賛・否の再確認が必要です。要は、<委任状>+<議決権行使書>+<理事>+<議長・書記>+<一般出席者>+<棄権>=組合員合計という数式です。

141220いちご通信 No-002 一つ気がついたことがあります。組合員(=住民)の意向は「住民アンケート」によって、あるいは最終的にこの総会において賛否が問われ、決定されるのですが、「住民アンケート」結果と「総会議決」結果とは必ずしも一致しない、いや、全く違うということです。その原因は<(理事長への)委任状>の数です。2年前の私のように、「よしなにやってくれるだろう」、早い話が無関心(悪く言えば無責任)な住民が大半です。理事が新しいことをやろうと思えば、臨時でも通常でも良し、とにかく総会に議案を上程すれば廃案になることはないのでは…。ふと、悪魔のささやきを聞いたようです。
150400いちご通信 No-002
 「閉会宣言」をすると、一人の女性が私の席にやって来ました。1年目、私は組合員(=住民)向け広報紙:「いちごつうしん」の制作を担当、紙面を埋めるだけの記事も集まらず、私の描いた絵と同じく私の書いたコラム:『小山田荘を歩く』で何とか紙面を埋め、今回の総会議案書の表・裏表紙にも私の描いた絵を配しています。

 彼女は「いちごつうしん」の絵とコラム:『小山田荘を歩く』の大ファンだったということで、どんな人が描(書)いたのか会ってみたいと、総会に出席されたそうです(本人を見てがっかりだったかも…)。彼女がかけてくれた一声が、天使のそれにも聞こえたのは言うまでもありません。
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January 27, 2015

やっと終わりました…、「餅つき大会」

我々おやじバンドのリード・ギター担当、Nobuさんはもう一つのバンドにも参加、ペダル・スティールを弾いています。そこでは各人の技量も上で、金額の大小はともかく、お店から出演料がもらえるほどの技量のバンドとは、かなりなレベルです。素人バンドが出演料を払ってステージに立つのはカラオケや他の習い事と同じ、そこそこ上手くなると出演料は無料なのですが交通費他は自前、我々のバンドはこのその中間ぐらいでしょうか。Nobuさんの参加するもう一つのバンド練習とは、それまでは各人・各パートが家でそれぞれ練習してきたものを集まって「音合せ」をするだけが原則だそうですが、我々のそれは、特に私のレベルが低いために、集まった時に、二人に私の誤りを訂正してもらうことから始まってしまいます。

自分の好きな楽曲を演奏するだけでなく、集まることそのものに楽しみを感じるバンドでやって来ましたが、最近は「手前よがり」な選曲は止めて、出来る・出来ないの前提はあるものの、聞く人が良く知っていて一緒に歌える、例えばThe Beatlesの曲を演奏しようと努めるようにしています。

 彼のもう一つのバンドの「音合せ」、出演料の入るステージのための「本気度」は高く、我々と同じく日曜日が活動日とくれば、その活動を優先しなければなりません。そんなNobuさんから、「最近、(Isaoは)管理組合の活動を楽しんでいるように見える」の一言。確かに、以前のバンドにかけるエネルギーの一部は管理組合活動に費やされているのかも知れません。順番で廻ってきた副理事長の仕事、やるからには、今までお世話になって来た地域への恩返しという意味で、一生懸命に、1年間は頑張ってみることにしたのです。何も他人様だけの為にやっているのではなく私自身のためにもこの副理事長を頑張ってやっているのです。やるからには楽しくやらなければなりません。

【号外】餅つき大会のお知らせ この時期に行われる最大行事、私にとっては初めての「新年餅つき大会」でした。去年・おとどしはノロウイルスの流行で中止、なまじ保健所に相談したら今年も中止になったでしょう。このような行事には必ず名人が登場、餅つきの名人・とん汁作りの名人・甘酒作りの名人…、名人は各持ち場を取り仕切り、また取り仕切ってもらわないと事は始まらないのが事実ですが…、それが次の世代に引き継がれているのならともかく、毎年ほとんど同じメンバーが名人として活躍しています。久しぶりにやって来た孫の世代=小学生以下の子供たちには「餅つき体験」も喜ばれるでしょうが、彼等の父親、引き継ぐべき我々の息子の世代がコミュニティの外に出てしまっている今、名人の選手交代はなく、あるのは名人の高齢化です。「夏祭り」と同じく、「餅つき大会」もおっつけ開催は難しくなるでしょう。

 戦前、修学旅行に行けなかった世代が上司になって始めた社内旅行が嫌われて熱海の温泉街が衰退し、次の「団塊の世代」と呼ばれる我々は、近所付き合いを「おせっかい」と嫌って田舎を出て都会の集合住宅に住むようになりました。その世代に属するバンドのNobuさんが、都内から縁のある熊谷市に移住してかなりの年月が過ぎましたが、一戸建て故か…、古い「しきたり・おきて」が色濃く残っているようです。近所づきあいは苦痛だそうで、すでに始まっている高齢化の問題、それを解決するのは市町村・地方自治体の仕事と云います。最終的にはそうなるでしょうが、私は町田市の団地=集合住宅に住んでおり、同じ世代ながら自分たちが渦中の高齢化問題解決の鍵はコミュニティに在るのではないかと思っています。
150214餅つき_こね
大部分を占めるであろう無関心な住民が大きな鍋を持ってとん汁と餅を求めてやって来ます。コミュニティを作るために催した「餅つき大会」なのですが、そこには住民が餅・とん汁を食べながら談笑する光景はなく、彼等はそそくさと家に帰って、その日の昼食か夕食に食べることになります。「餅つき大会」の名人芸、パフォーマンスの舞台を設けたただけで、コミュニティの醸成そして無形文化遺産(?)の次世代への継承にはあまり意味がなかったように思えます。主催者側内部の、協力して大会を成し遂げたという一体感だけが唯一の収穫でした。

 我々おやじバンドは変わろうとしています。理事会は計画・準備に多くの時間を費やしましたが、これが理事会がすべきことだったのか…、他に本来やるべき喫緊の課題があるのでは…、大いに疑問の残る「餅つき大会」でした。

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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