弘田三枝子

May 07, 2018

この曲<18> レナウン"ワンサカ娘"

 最近、特に高齢者向けの広告が目立つ新聞ですが、私の目をとらえたのがこれです。
シルビィ・バルタン広告
『シルビィ・バルタン 〜最後の来日コンサート〜』、特に「最後の…」の言葉には何故か現実味みを感じさせます。シルビィ・バルタンは1944年生まれ、今年73歳、「最後の来日コンサート」と形容されるのも致し方ないことですが、彼女の大ヒット曲と言えば『アイドルを探せ La plus belle pour aller danse (1964)』でした。当時、私は中学生で、洋楽に夢中、ラジオからこの曲が流れてていたのを覚えています。時代は東京オリンピック前後、高度成長の時代、一般家庭にもテレビが普及していました。彼女の姿をブラウン管に観て、この世にこんな綺麗な人がいるのかと思ったのは、私がまだ少年だったから(?)かも知れません。当時彼女はまだ二十歳、もちろん綺麗なのですが、愛嬌の乏しい、笑みの少ない、少し冷たい感じに見えたのは私だけではなかったようです。子供心に合点したその理由は、歯並びが悪くて、それを隠すために出来るだけ唇を開かない、笑わないということでしたが、その真偽のほどはわかりません。
 一方、1960年代、「みゆき族」とともに成長したVANジャケットに並んで、レナウン(Renown)という会社がファッションだけでなく、そのTVCMが、サントリー、雑誌『平凡パンチ』と並んで、当時の若者文化を引っ張っていく役割を果たしました。弘田三枝子の歌う、小林亜星の出世作、yeye64『ワンサカ娘』のレナウン・プロモーションは国際的に高い評価を受け、これに勢いづいて、次にシルビー・バルタンを起用、彼女の日本語で歌う『ワンサカ娘』がさらなるヒットとなります。振り返ってみれば、弘田三枝子・シルビー・バルタンの歌う『ワンサカ娘』がTVCMで流れていた時代が「レナウン(Renown)」ブランドの絶頂で、その後は徐々に凋落、2013年、ついに中国資本、山東如意グループの傘下に入ってしまいました。シルビー・バルタン二人の消息は、少なくとも私にとって、はたと途絶えてしまいました

 我々のバンド、The K.A.Y.A. Bandは主にエバリィ・ ブラザーズ(The Everly Brothers)、クリーデンス・クリアウォター・リバイバル(CCR)、イーグルズ(The Eagles)の曲をやっていますが、一曲だけ日本語の曲が入っています。一曲とはこの『ワンサカ娘』、TVコマーシャルを目的に作られたので曲が短くあっという間に終わってしまうので、『ワンサカ娘』の前(イントロ)・1番と2番の間(間奏)・ 曲の後に『Copper Kettle』を入れているのは、Nobuさんの昔からの手法で、私も大いに気に入っています。もちろん、日本製の楽曲ですが、当時としてはメロディもどこか洋楽風、歌の内容もドライブウエイ、プールサイド、テニスコート、ロープウェイと今までになかった欧米風の生活スタイルが感じられ、日本語…と云うだけで、他の楽曲と比べてそれほどまでに違和感はありません。やはり名曲です。

 シルビィ・バルタンは一昔前のテレビ番組「あの人は今…(?)」の取材対象のようなもの、フランスで幸せな余生を送ってきたのであろうと思いきや、その後はアメリカに移住、フランスとロサンゼルスを行き来しながら現役でステージ・ツアーを続けて来たそうです。ポール・マッカートニー、E.クラプトンと、ここ数年の大物ミュージシャンが、 昔の大ファンで、好きなことにはお金に糸目を付けない日本の富裕老人を目当てに来日していますが、ミュージシャンもいつまで来日してステージに立てるのか、昔の大ファンもいつまで会場に足を運べるのか…、両者にとって「最後の…」が現実味を帯びて来ました。

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express01 at 09:44|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

February 13, 2011

レナウン、『ワンサカ娘』

60年代ファッション
小林亜星作詞・作曲の出世作。『レナウン娘』と思っておりましたが、正しくは『ワンサカ娘』でした。1961年かまやつひろしにより始めて歌われ、以降、デュークエイセス、ジェリー藤尾、シルビー・バルタン、アン・ルイス、弘田三枝子、久美かおり、ヒデとロザンナ、アン・ルイスなどなど、そうそうたる歴代の歌手が文字、イヤ、タイトル通り、ワンサカワンサ登場しました。個人的にはシルビー・バルタンが好きでしたが…。

「それでは次週を御期待下さい。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ...」と淀川長治の台詞で終わる『土曜洋画劇場』は楽しみな番組の一つでした。レナウンも主要スポンサーの一つでしたが、私の見た『ワンサカ娘』のCMもその時のものでしょう。

まだビデオもDVDもなかった時代、洋画を劇場ではなくテレビで見るというコンセプトは新鮮で、土曜のゴールデンタイム:2時間(9時〜11時)を掌握していた正にテレビの黄金時代であったことは今や昔の話、その主要スポンサーであったレナウンも中国企業に売却されてしまいました。因みに社名の由来はイギリスの巡洋艦の名前、RENOWN。その意味は「有名、高名、名声、声望」 、時代ですね。

『ワンサカ娘』が世に出て今年で50年ですが、今でも古さを感じさせません。多くの人に歌われ、親しまれて来たことをおもうと、この曲はやはり名曲と言えるでしょう。

でも、やはりコマーシャルソング、少々短すぎます。Nobuさんが、ジョーン・バエズ(?)の『Copper Kettle』をインストで加えてメドレーとしました。



Momo holding sign board-HKX Radio
※Nobu, Kun & Isa Band の今までの曲は左サイド、I Pod 風のプレーヤーでお聴きになれます。
       
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