冬至祭

January 15, 2009

冬至祭、異教徒の見たクリスマス

Blackwell 1612月24日、 クリスマス・イブ。 日本でも「ピーター・ラビットの世界」として人気のある湖水地方、Lake Dsitrictに出かけましたが、予想以上に遠く、湖水地方のさわり、入り口を見ただけで引き返してYorkに帰って来ました。

商業主義に毒された(?)日本からやって来た私にとって、Yorkの街は寂しい限り、競ってイルミネーションを飾る光景には出くわしませんでした。通りを歩いていると、幾組かの若者が馬鹿騒ぎをしながら通りを歩いていくのが、それといえばクリスマス・イブらしい風景。馬鹿騒ぎが目立つのも、その周りがあまりにも寂しいということでしょう。若者以外の多く Minster Hotelの人たちは我が家に帰り、家族でクリスマス・イブを楽しんでいるのでしょう。


ホテルのロビーにはクリスマスツリーがかわいく飾ってあります。


一夜明けた、25日はクリスマス・デイ。ホテル内の客どうしが朝、「Good Morning」の替わりに「Merry Christmas or Happy Christmas」と挨拶。24日夜まであれだけ盛り上がったムードも25日を過ぎれば突然「賞味期限切れ」となる日本とは大違いです。朝8York 6時、Yorkの街に出てみると、静かな中にも厳かな雰囲気で、どこか昔の日本のお正月に近いものを感じます。ゴシック建築の最高傑作とされるミンスター寺院は、クリスマス・ミサの準備も整い、近郊からやって来たと思われる多くの信者を迎え入れています。寺院に入りましたが、やはり我々は異教徒、彼らの儀式に失礼があってはならないと、早々に失礼しました。

キリスト教徒にとってはクリスマスは最大の行事なのでしょうが、生誕の地:ベツレヘムから遠く離れた北ヨーロッパではもう一つ大きな意味があるようです。12月22日は冬至、北半球では太陽が最も遠くなり、その高度が最も低くなります。古代ローマにおいても、冬至を太陽が復活する日、新しい1年が再び始まる日として盛大な祭典を設けており、ガリアに住むケルト人・ゲルマン人には冬至祭の習慣がありました。後に、新興宗教であるキリスト教普及の為に「キリスト生誕」と土俗習慣「冬至祭」とを結びつけたのでしょう。クリスマスツリー、サンタクロース、トナカイにそり、全ての道具立てが北ヨーロッパのものです。

どんよりと雲に覆われた空、大地に広がる暗緑色の牧草地、信号機の赤・黄・緑が妙に鮮やかに映る街。たった1週間の滞在でしたが、より原始的な太陽復活・春への渇望であるケルト人・ゲルマン人の「冬至祭」の方がしっくりくるように思えるのは、我々が異教徒だからでしょうか。「春よ来い。早く来い。」とは、彼らには少々悠長、「ゆず湯」ぐらいでは暖まりそうにはありません。

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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