ビーチ・ボーイズ

March 19, 2017

チャック・ベリー死去

Chuck Berry いわゆる洋楽を聴き始めた中学・高校生の時、私はあまりテンポの速いロックンロールが苦手でした。当時、もちろん歌詞の意味を理解していた訳ではありませんが、どうも内容が乏しいので、リズム、メロディだけを理由に好きになることはありませんでした。恥ずかしいことに、ビーチ・ボーイズの『Surfin'USA』の本歌が『Sweet Little Sixteen』で、ジョニー・リバースの『Memphis Tennessee』 、ビートルズの『Roll Over Beethoven』が実はチャック・ベリーの曲であるというのは知ったのはかなり後のようだった気がします。

 アメリカ音楽のルーツ、その幹の部分に、アフリカに起源を持つ黒人のブルースがあり、白人が主に持ち込んだ主にアイルランドの音楽と化学反応、急激に発酵して、今までにはなかった新しい音楽、ロックンロールが誕生しました。誰がその最初の実験をしたのか、誰がこの新しい醸造酒を造ったのか、その蔵元は特定できませんが、チャック・ベリーがおそらく、最初に名前を挙げられるべき人なのでしょう。

 こんなブルース、ロックンロールに対する貧弱な理解を変えることになったのは、今もバンドで付き合っている、ギターのNobuさんです。その彼がリードして演奏したのが、チャック・ベリーの『Johnny B. Goode』です。私はほとんど何もしていません。
 チャック・ベリー死去、享年90歳。ご冥福をお祈りします。

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August 19, 2014

Back In The USSR

 一人よがりな選曲はダメ、お客さんが知っている曲が一番との昨年末のライブの反省を踏まえ、新たに練習を始めた矢先、Maruさんがバンドを辞めてしまったのでした。そうこうしている内に、今度は私が住む団地の管理組合(兼自治会)の副理事長に選任されてしまい、今までの不勉強を償う事もあって、これに費やする時間も多くなり、自ずとバンド活動が疎遠になる傾向になって来たことも事実です。私は管理組合理事会に参加しなければならず、Nobuさんは他のカントリーバンドにも参加(ペダル・スチール)、Kunさんはまだ現役、と時間の調整が難しく、先日のバンド練習は前回から1ヶ月も過ぎてしまっていました。

Back in The USSR 次の新曲は何?…と注目されるところ、Nobuさんの回答は『Back In The USSR』でした。おなじみビートルズ、ポール・マッカートニーの曲、我々世代以下の人であれば殆どの人が知っている、あるいは、〜ばっくいんざゆーえすえすあーる〜の部分は耳にしたことがあるはずです。

 ビートルズの曲には、嘘か誠か、多くのエピソードが語られているのでインターネット上で探してください。パロディだらけのこの曲は1968年の作、世界に冠たる航空会社:BOACもパンナムも今はもうありませんが…、当時、米ソは冷戦の真っ只中、007ジェームス・ボンドが活躍する時代でした。

 〜〜〜 マイアミビーチをBOACで飛び立って、明日の朝には何年も離れていた懐かしの故郷に帰れる、という気分の高揚故か一睡も出来なかったが、やっと戻ってきたよ、うれしくてしょうがないよ、判るかい、ソ連に戻ってきたよ。 〜〜〜

 そうです、彼は007ジェームス・ボンドに対抗すべく、アメリカに潜入、市民としてで極秘活動していたソ連の秘密諜報員が、その任期を終えアメリカを脱出、故郷に生還を果たす。搭乗したのが英国のエアライン機内で逮捕されるかも…という恐怖から眠れなかった、とは私の解釈。如何でしょうか? 

 チャック・ベリーの『Back In The USA』をもじったものらしく、対抗意識のあった?ビーチ・ボーイズの『カリフォルニア・ガール』風のバックコーラス、そのビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』の元歌がチャック・ベリーの『Sweet Little 16』であったというから三つ巴の様相で、チャック・ベリーがロックンロールの神様と言われる所以です。

 USSRとはUnion of Soviet Socialist Republicsの略、通称はSoviet Union。ソ連は徐々に衰退、1985年ゴルバチョフはペレストロイカ(一定の範囲での自由化・民主化)、グラスノスチ(情報公開)を推進しますが、1986年チェルノブイリ原発事故が発生、これを官僚が隠蔽する事態となり、より一層のペレストロイカが進み、1991年遂に崩壊することになります。ソ連時代は頑強な一枚岩に見えたウクライナとロシア、しかし実はロシアがウクライナの天然ガスの供給源を握っており、ウクライナ政府はエネルギー不足と財政難で、チェルノブイリ原発をそのまま使わざるを得ず、それが退役したのは事故が発生してから10年後の1996年のことでした。現在進行形のウクライナ・ロシアガス紛争で、ウクライナは被害者面していますが、過去に何度も代金未払い・ガス抜き取りを行っていることも見逃せません。

 〜〜〜 ウクライナ娘にはほんとにノックアウトさ、西の女なんか目じゃないよ、モスクワ娘を目にすると歌いたくなるよ、Georgia's always on my my my my my my my my my mind …って。 〜〜〜

グルジア_Georgia  そのGeorgia's on my mind 、なんでここでホーギー・カーマイケルの『我が心のジョジア』が出てくるの…、と思ったりしたのですが、今回ロシアがウクライナから奪取したクリミヤ半島のある黒海、その東岸にGeorgiaとあり、どう見てもジョージア、日本語で言うグルジアで、ロシア語読みに由来するそうです。因みに、『我が心のジョージア』のそれはアメリカ東海岸にの州、コーヒーのそれはコカコーラ社の本社があるアトランタがその州都故、1762年、この土地を植民地としたジョージ6世の名前に由来します。

 2008年、グルジアからの独立を主張する同国北部の南オセチアをグルジア軍が攻撃して始まった「南オセチア紛争」、以降、グルジアとロシアは断交しています。駐日グルジア大使館・日本グルジア文化協会によると、グルジアの守護聖人である聖ゲオルギウス、英語のSaint Georgeに因んでいるそうで、やはりグルジアの英語名は Georgiaなのです。因みに、にグルジア語ではグルジアをサカルトヴェロ(Sakartvelo)というそうです。日本語では日本をNipponと表記しますが、英語ではJapan、同じくグルジア語でグルジアをSakartveloと表記するそうですが、英語ではGeorgiaです。

 音楽の話からどんどん逸れて行ってしまいそうです。左から右のスピーカーに流れる離陸するジェット機の爆音はありませんが、我々の新曲:『Back In The USSR』をお聞き下さい。

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August 15, 2012

ザ・ビーチ・ボーイズ来日 

『ザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)』が来日、もちろん大歓迎です。今日の新聞、『来日公演迫る! ビーチ・ボーイズ S席:¥9,000 A席:¥8,000』の広告が目につきます。

The Beachboys 新聞広告_2

明日ですよ。8月16日(木)千葉県幕張・QVCマリンフィールドの由で、どうも、チケットはあまり売れていないようです。幕張といえば、見本市会場しか行ったことがないのですが、私の住む町田からは、東京都内をはさんで、全く地球の裏側、コンサート後現地で一泊するのならともかく、終わって帰ってくるのはほとんど不可能です。前座に、といえば失礼ですが…、スペシャル・ゲストに、これまた私の好きな『アメリカ(America)』が参加しているのは、少々惜しい気持ちですが、残念ながら一泊二日はかけられません。
Beach-Boys_50_reunion tour_2

ザ・ビーチ・ボーイズ結成50年記念ワールドツアーの一環、33年ぶりの来日の由ですが、私が彼等のコンサートに行ったのはさらに前の話、たしか、高校生の時、現在はその場所自体があるかどうか知りませんが…、会場は大阪中之島、フェスティバル・ホールでした。

新曲:『That's Why God Made The Radio』は極めてクラシック、1963年の彼等のヒット:『サーファー・ガール Surfer Girl』のメロディーそして歌詞の焼き直し、1963年の彼等に戻ったような気がします。タイトルに言う『だから、神はラジオを創ったのさ』とは意味が違いますが、50〜60年代はラジオの時代、ラジオが多くのヒット曲を生み、ビーチ・ボーイズの多くの曲がラジオから流れていた時代でした。


当ブログにも、2007年5月2日:『夏も近づく、ビーチ・ボーイズ』、2007年10月21日:『ずいぶん前に夏が終わっても、ビーチ・ボーイズ』、2008年6月10日:『Little Honda、50歳の誕生日』、2010年7月11日:『サーフィンUSA Surfin' USA』、2012年6月22日『やって来ました日本の夏 Surfin' USA』と、最多の、過去5回登場しています。

さすがに、還暦どころの話ではありません…、皆さん歳をとりました。Nobuさんと一緒にブライアン・ウイルソンのコンサートに行ったのは10年ぐらい前か…、その頃から、彼はすでに立って歌えなくなっていました。ほんとうに、ザ・ビーチ・ボーイズ最後のコンサートかも知れません。

新聞広告には、『当日券有り!! ※S席のみ ¥9,500』の目立つ表示、今からでも遅くはありません。まだ、間に合います。…この夏もいつか…、もうすぐ…、終わりますよ。

※Amazon Music Store:"That's Why God Made The Radio"  by The Beachboys

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express01 at 23:18|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

December 18, 2011

マジソン・バッグ

先日、その彼と忘年会という名目で飲みに行きました。私が彼に一目も二目も置くのは、彼の写真の腕前です。私に褒められてもあまり嬉しくも何ともないとは思いますが…、左コラム上の、「12月10日 月食」は彼の撮影です。機会ある事に教えてもらっているのですが、私にはどうも写真のセンスに欠けるようです。彼とは、ジャンル・時代が少々ずれるのですが、「洋楽趣味」では一致、「洋楽・アメリカかぶれ」の私には嬉しいお人です。その彼からデル・シャノン(Del Shannon)の名前が出たのには、またまた感激、二人だけで飲んだのですが、妙に盛り上がり、二次会はカラオケに行くことになりました。カラオケ店にはよく行くのですが、そこで歌うのは数年ぶり、リモコン操作が判らずまごつきましたが、とりあえず知っている曲を何曲か歌いました。彼からデル・シャノンの名前が出たので、カラオケもその流れか?…と、思いきや、すべて演歌…、それも、上手い。「クラプトンが好き」だけど「カラオケは演歌」という人がおられるようです。

昔に聞いた別の話ですが、彼は当時、洋楽しか聴かないのですが、その青春時代に橋幸男のレコードを買ったことがある、というのが彼の悔やんでも悔やみきれない…当時の彼曰く「封印された過去」だったそうです。今となっては昔の話です。さすがに私はレコードは買ったことがありませんが、舟木和男の歌う『高校三年生』は歌詞を見なくても2番、ひょっとしたら、3番まで歌えるのではないでしょうか。確か、この曲が流行ったのは、私が好きな…、ザ・ビーチボーイズ(The Beach Boys) の『サーフィンUSA Surfin' USA』と同じ頃だったように思います。

van jacket当時、VAN Jacket が好きで、メーカーは月星なのですが、バスケットシューズが売り出された時には驚喜した記憶があります。今となって思えば、あれはコンバース(Converse)のコピーでしたが、内側のくるぶしの位置に、スポンジの入った立体的なVAN のマークがおしゃれでした。
madison bag small

同じ頃、中学・高校生を夢中にさせたのが「マジソン・バッグ」でした。ビニール製で、その表面には「MADISON SQUARE GARDEN / SPORTSMAN CLUB / boxing wrestling football の文字、てっきりニューヨークにこの名前のスポーツクラブがあるもの、と信じ切っておりましたが、これも英単語を並べただけの話でした。今と違って、当時は全ての情報に飢えていた時代、少々知恵のある人にとっては商売もそう難しくなかったのでしょう。

このバッグ、愛用していた私には、出来れば…、触れては欲しくない遠い過去のもの、懐かしくも、どこか気恥ずかいものです。

新聞の訃報欄で知りました。1960〜70年代に大流行した「マジソン・バッグ」をデザインした服飾デザイナー:長井恒高さんが14日死去の由。ご冥福をお祈りします。

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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