ノルウェイの森

September 21, 2014

ノルウェイの森

 洋楽かぶれの私はラジオの深夜放送をよく聞きましたが、そのころはまだパーソナリティという職業(?)は未だなかったでしょうが、音楽評論家なる職業の人が現れた時代です。湯川れい子と同じく彼もその走りでしたが…、福田一郎(故人)がサイモンとガーファンクルを紹介するのに、彼等のデビューヒット:『Sound Of Silence』を、何を勘違いしたのやら…、『サイレンの音』」と訳したのには当時中学生(?)だった私も呆れてしまいました。似たような話で、『Bank Of Ohio』(古いバラッド ジョーン・バエズも歌っていた?)を『オハイオ銀行』」と訳した人がいたが、実は『オハイオ川の岸辺に』でした、とはバンドのNobuさんから聞いた話です。

 似たような話で、ビートルズの『Norwegian Wood』、邦題:『ノルウェイの森』は当時東芝でビートルズ担当のディレクターが意味をとり間違えて付けたそうです。私などは、6?の今日まで、『ノルウェイの森』の訳に何ら疑問を感じませんでしたが、語学的には全くおかしいそうで、「森」ではなく、正しくは「ノルウェイ産の材木、それで出来た家具(部屋)」だそうです。早い話が「ベニヤ板でできた家具(部屋)」、これでは詩にはならないでしょう。訳が正しい、間違いはともかく、断固として、「ノルウェイの森」でなければなりません。

 〜 禁煙のサインが消え,天井のスピーカーから小さな音でBGMが流れ始めた。
それはどこかのオーケストラが甘く演奏するビートルズの『ノルウェイの森』だった。 〜 

 同世代の村上春樹のベストサラー小説の一場面、学生時代より英語に接して来たそうですが、同じく、何の抵抗もなくその曲を『ノルウェイの森』と呼ぶだけでなく、小説のタイトルそのものに使っています。

 ビートルズの『Norwegian Wood』の一節…

 〜 Isn't it good, Norwegian Wood 〜 は当初 〜 Isn't it good, knowing she would 〜 だったそうです。

 「彼女がヤラせてくれるのが判っているなんてイイねえ」とは、未だアイドル色を色濃く残す彼等には極めて不適切、ということで音・響きのよく似たNorwegian Woodになった、という説に始まり、ボブ・ディランの影響、マリファナ、セックス、ジョンの浮気など…、枚挙に遑がありません。お好きな人は、どうぞSONGFACTSlyricinterpretationsを御覧ください。マニアックですよ。

TheBeatles-RubberSoul そんなことよりもビートルズが偉大だったのは、この『Norwegian Wood』も入っているアルバム:『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』が従来のアルバムの概念を替えてしまったことでしょう。ボブ・ディランの『ブロンド・オン・ブロンド』に触発されたというこのアルバム、まず最初にこのアルバムタイトル、ビートルズ初めイギリスのバンドが、アメリカ黒人ミュージシャンから「Plastic Soul」、「まがいもののソウル、ソウルもどき」との酷評に対する彼等の皮肉を込めた自信の表れが感じられます。アメリカのアルバムといえば、員数合わせのような、単に10〜12曲の詩を何の脈絡もなく並べたものでしたが、『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』はコンセプトアルバムであり、彼等が既にアイドルの域を抜け出し、バンドの各人がアーティストとして確立されています。ビーチボーイズのブライアン・ウイルソンはこれに大きな影響を受け、アルバム:『Pet Sound ペット・サウンズ』(1966)を制作します。

 Kunさんが皆さんの前で『Daydream Beliver デイドリーム・ビリーバー』を歌ったのが2010年9月23日、あれから早4年、久しぶりに彼が新曲?:『Norwegian Wood ノルウェイの森』に挑みます。
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express01 at 17:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

June 24, 2014

思わず、「これだ!」…の新曲

 古い話ですが、オーストラリアに駐在したことがあります。ハーバー・ブリッジの北側、ノース・シドニーのビジネス街にあるビルの一角、日本人:3人、オーストラリア人女性:1人の小さな所帯でした。彼女は当時は50歳前後のイングランドからやってきたおばさんで、よく英語を教えてもらいました。赴任した当初、各地で行われる会議に出席するのですが、日本人は私だけ…、私に話しかける言葉は理解できるのですが、私以外は全てオーストラリア人の会議となるとなると話は別、議論に全く追て行けません。会議を録音させてもらい、それを持ち帰って聞くのですが、彼女には大いに助けてもらいました。

 小さな所帯ですので、少し大きな声を出せば全員に聞こえます。当初、彼女にお願いしたことがあります。人に尋ねる場合、言葉を発し、その末尾に人の名前、例えばDave、Mike、Ianを付けて、その人からの反応を待ちますが、その質問に上の空の場合、急に自分の名前が出て右往左往してしまうこともあり、それ以来、話しかけたり、質問する時は、まず最初に、先頭に私の名前を言ってもらうようにしました。

 似たような話で、私は当時も大の「洋楽ファン」、週末・休日に、あるいは出張中のレンタカーの中でラジオを聞くのですが、「これだ!」という新曲を発見(聞いたと)しても、もし、そのタイトルとバンド名が曲が始まる前に既に紹介されているのか…、その曲が終わった後に紹介されるのか…、はたまたそれがタイトルなのかバンド名なのか判りません。『Last Kiss』はそんな曲の一つでした(曲自体は50年代の曲)。

 この前の日曜日、バンドの練習場所のある狭山に向かうKunさんの車の中で、30年ぶりに、「これだ!」という新曲がラジオから流れてくるではないですか。幸いなこバンド名とタイトルとに、ここでは日本のFM放送、次々にかかる曲はアメリカのヒット曲ですが、それを紹介するのは日本語です。30年ぶりに耳にした「これだ!」という新曲、そのタイトルとバンド名は曲が終わってから説明と共に明らかにされました。やはり、日本語はありがたい。

"Don't Know What It Means" by Puss 'n' Boots 
 覚えておられますか? 私の好みは「カントリーぽぃロック」、いわゆるポピュラー・ミュージック業界でカントリーと云えば、今や完全に「古典芸能」、そんな風潮の中で、流れてきた「カントリーぽぃロック」に思わずボリュームを上げてしまいました。説明を聞くと、ノラ・ジョーンズの組んだ新しい3人組女性バンド、さもありなん…、とばかりに納得してしまいました。ご存知かもしれませんが、彼女の父親がビートルズのジョージ・ハリソンにシタールを教えたラビ・シャンカールです。40年前(?)のビートルズの「ノルウェイの森 Norwegian Wood」ではシタールが効果的でした。
 
 機会があれば、この新旧の二曲、我々もやりたいですね。英語に始まり音楽の話になってしましました。

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express01 at 23:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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