January 25, 2020

オールディーズ Oldies

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IMG_2429 上は昨年12月25日、地元の喫茶店「嵐が丘」で我々K.A.Y.A. Bandがライブ演奏した楽曲です。今回で3回目ともなれば、我々の好み一辺倒な曲だけでなく、お店に来てくれるお客が好きそうな、あるいは聞いたことがあるような曲を選びました。ご披露した14曲を眺めてみると、比較的新しい「Every River(1997)」でも20年以上前、最古の「Bye Bye Love(1957)」になると60年以上も昔の話。2020年の現在から見れば全ての曲は「オールディーズ(oldies)」です。東京オリンピック(1964)の時が中学3年生、それから2年後にビートルズが来日(1966)した時が高校2年生と、ほとんど私の青春時代と重なります。本当に私と同時代の曲と云えば「Surfin USA(1963)」以降の曲で、それ以前の「Bye Bye Love(1957)」はSimon & Gurfankelのカバーで、「Johny B. Goode(1958)」は後年、「Let's Twist Again(1961)」に至ってはさらに後年で、20年前、中高年の溜まり場、「六本木ケントス」で初めて聞きました。

 私の青春時代の洋楽にはプレスリー(Elvis Presley)は入っていません。プレスリーと云えば、当時、「ドーナツの穴を食べ過ぎて(冗談ですが)」中年太りした彼が、フリルの付いた白いステージ・コスチュームで歌う「Elvis On Stage」しか記憶になく、それ以前の彼、デビュー当時の彼の歌を聞いたのはつい最近、Youtubeのお陰です。もう一つの伝説、ビートルズ(The Beatles)は私と全く同時代のバンドで、何枚かのレコードを買い、人並みにファンとなったのですが、世間の動きとは逆に、私はビートルズを含めた英国からアメリカ音楽、特にカントリーぽぃロックにその好みが変わって行きました。今回のライブでもビートルズの曲は「ノルウェーの森(Norwegian Wood 1965)」一曲のみで、一般的には、マッカートニーのキーが高いこともカバーを難しくしている理由の一つです。

 こうして振り返って見ると、洋楽に目覚めた中学時代、ラジオの深夜放送にヒット曲を追いかけた高校時代、私は洋楽の変遷における大きな節目、歴史的転換期に遭遇したことになります。ポピュラー音楽(POPs)はラジオ放送が始まって以来のものですが、私がレコード、ラジオを聞いたその時代には「オールディーズ(oldies)」という単語は存在しませんでした。1920年代から、米国はハリウッド映画、ジャズ、ブロードウェイと「Tin Pan Alley」音楽、そして後にメンフィスに登場したロックンロール(プレスリー等)を介して、世界の大衆娯楽文化を支配して来ましたが、ビートルズはアメリカへの「British Invasion」を引き起こしただけでなく、世界に革命的な衝撃を与えました。1965年、彼らの「ノルウェーの森(Norwegian Wood)」収録のアルバム「ラバー・ソウル Rubber soul」が、続いて1966年にアルバム「リボルバー Revolver」がリリースされたことは大きな節目でした。これを境に、彼らは先ずアルバム・コンセプトを定めてからその収録曲を制作、アルバム・デザインもコンセプトを表現したより芸術性の高いものになり、「5番目のビートル」と呼ばれるジョージ・マーティン(George Martin) のリードでクラシックとの融合等極めて実験的なものとなり、自ずとスタジオ録音に傾倒して行きました。ヒット曲を出すと、その他の曲の寄せ集め(Filler)でアルバムを作るのが従来の一般的な手法でした。

 これを背景に、1968年、ニューヨークのあるラジオ局が「ビートルズ以前」の音楽を「オールディーズ(oldies)」と呼んだことが、良かれ悪しかれ、最初であったと聞きます。ビートルズを境に、それ以前と以降、「オールディーズ(oldies)」という新語が生まれたのです。もちろん、「オールディーズ(oldies)」には否定的な意味だけではなく、肯定的なファンも多く、1973年には、ジョージ・ルーカス(George Lucas, 1944)監督の映画「アメリカン・グラフィティAmerican Graffiti」は挿入された「オールディーズ(oldies)」は多くの挿入歌と共に大ヒットとなりました。最近、ものによっては「クラッシク・ロック」とか、そのような表現方法もあるようですが、冒頭の14曲などはさしずめ「古典芸能」なのでしょうか。

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express01 at 10:34│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Music 

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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