October 23, 2009

聖地巡礼

このエントリーをはてなブックマークに追加
「巡礼」について書こうと思い立ち、キリスト教、イスラム教の聖地巡礼まではよかったのですが、こと話が日本の「四国八十八箇所巡り」に及ぶと、どうも気が重くなってきました。意識するかどうかは別に、我々日本人が生活の隅々にまで仏教に浸かっているからでしょう。

「四国八十八箇所」を地元では「遍路」、巡礼者を「お遍路さん」と呼ぶそうですが、多くの巡礼が「集団的」で、ある種の「熱狂・躍動感」を帯びているのに対して、「遍路」は「個人的」で、「静寂・哀愁・もの悲しさ」が漂います。ヘミングウェイの「日はまた昇る」の舞台、「サン・フェルミン祭、別名:牛追い祭り」で有名なパンプローナはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に在るように、「祭り」と「巡礼」が同居しますが、徳島の「阿波踊り」と「遍路」が同居するとはどうも考えられません。

「巡礼」とは聖地を目指して砂の器、あるいは聖地を巡る往路だけではなく、故郷への帰路も含まれていますが、帰路のない「お遍路さん」も少なくはなかったようです。
松本清張の小説:「砂の器」、これを原作とした映画での美しい回想シーン:「山陰地方を巡礼する親子」は強烈でした。                       「映画の森」より拝借

そろそろ話を換えましょう。
埼玉県日高市に1300年の歴史のある高麗(こま)神社というのが在り、今や「ヨン様の聖地」とのことです。ヨン様がドラマ「太王四神記」に主演してから口コミで広がり、熱狂的なヨン様信者(オバサン達)が全国から大挙して巡礼してくるそうです。

バグダッドカフェ私も負けていません。数年前、ギターの相方とカリフォルニア州をドライブしたことがあります。ロサンゼルスからラスベガスに向かう途中、モハベ砂漠、ハイウエイをそれて旧道、ルート66 (Historic Rrout 66_signoute 66)沿いに「バグダッドカフェ Bagdud Cafe」を探し当てました。

昼前だったでしょうか…、入ってみると、店の客は我々二人だけ、全く活気がありません。カウンターの中にいる中年男性に話しかけてもbagdad cafe無愛想、「オーナーはロサンゼルスに住んでいる…」と。この雇われ店主はおそらく在(ざい)の人で、映画「バグダッドカフェ Bagdad Cafe」を観たこともないし、我々が何を期待してやって来たかを想像することも出来ないのでしょう。

店の外に出ると、モハベ砂漠に続く荒れ地と青い大きな空。ここまでの道具立てはいいのですが、この映画のテーマ:「乾きを潤す、癒す」、その重要なシンボル:給水塔が立っていないのがいけません。何か、満たされない聖地巡礼でした。

映画:「バグダッドカフェ」から… "Calling You " ▼


Support Me:
にほんブログ村 歴史ブログ 諸文化の歴史へ にほんブログ村 音楽ブログ カントリーミュージックへ  人気ブログランキング

Visit Us:
banner_2


トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Ken   October 28, 2009 09:45
今や関西では大人気の「四国八十八箇所」、日帰りバスで三千円(昼食付)で行けます。人それぞれの思いをいだきお参りしています。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Profile

ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

Back Issues At A Glance
Comments
ISAO's Bookshelf
人気ブログ ランキング
NINJA
Search