August 10, 2010

August 10, 2010

プリティーウーマン、長い前段ですが…

関西からやって来た当初は東京の道路はわかりにくいものでした。侍(さむらい)の街、防御が目的なのか、江戸城(皇居)を中心に放射状に広がっており、いつ頃その名前が付けられたのか知りませんが、青山通り、明治通り、靖国通り等はともかく、ほとんどの道路には名前がありません。

大阪は商人の街、合理的な碁盤の目、南北は「筋」で、西からなにわ筋・四ツ橋筋・御堂筋・心斎橋筋・堺筋・松屋町筋・谷町筋・上町筋です。東西は「通り」です。土佐堀通り・本町通り・千日前通り・長堀通り 等々。京都に至っては、徹底的な碁盤の目、ほとんどの大路・小路には名前が付いている由。どうも、時代を遡るほど合理的だったようです。

「ローマ人は出来る限り道路を直線に建設したが、後からやって来たアングロ・サクソン人は都市防衛のために曲がりくねった道を造った」とは、イギリス人から聞きましたが、よく似た話です。

では、全く違うところ。ローマ人が始めたかどうかは知りませんが、少なくとも欧米では道路には全て名前が付いています(少し後退して、…と、私は信じています)。住所の特定方法ですが、どちらも最小行政区(市・郡・町)までは同じなのですが、日本では1丁目1番地の様にあくまでも土地の区域(区割)を示しますが、欧米では必ず道路に名前があり、番号(Street No.)がふってあります。片側が奇数、反対側が偶数というあんばいで、道路名さえ判れば簡単に目的地に辿り着くことが出来ます。日本でガラパゴス的進化を遂げたカーナビが、欧米ではあまり普及しないのはこれが理由なのでしょう。

ロサンゼルスでレンタカーを借りたことがあります。走っていたのはWilshire Blvd(Boulevard)。私が「ウイルシャイアー・ブールバード」と案内板を読むと、助手席に座る博学の彼曰く、「違う。ウイルシャーだ」と…。後から思えば「なるほど」なのですが、単語としてshire は fire と同韻、そう発音してもおかしいとは思いませんでしたが、彼は続けて、「接尾語の shire は古英語で土地の区域(区割)を意味し『シャー』と発音する。例えばBerkshire(バークシャー), Hampshire(ハンプシャー), Lancashire(ランカシャー),Yorkshire(ヨークシャー)、 現代英語では county(=郡)。 」 …なるほど…。余談ながら、アングロ・サクソン王からシャー(=郡)の治安維持を目的に任命されたのが Sheriff(シェリフ)で、ずーっと後、これがアメリカに渡り、西部劇でおなじみのシェリフ(保安官)になります。

彼の話は続きます。「Blvd(Boulevard) はフランス語(さらに源を辿るとオランダ語)から転移したもので、オックスフォード英語では、片側複数車線、両側に並木、中央分離帯に植木のある幹線道路」とのこと。もっともらしいですが、走っている「ウイルシャー・ブールバード」には中央分離帯はありません。
BeverlyWilshire
元へ。車は西へ、古いですが…桜田淳子のあの歌でご存じ、サンタモニカに向かって走っています。9500 ウイルシャー・ブールバード、そうです左に、あの伝説のビバリー・ウイルシャー・ホテル(The Regent "Beverly Wilshire Hotel", 9500 Wilshire Boulevard) が近づいて来ます。映画撮影の為にエルビスが長期滞在したところ、彼に憧れたジョpretty woman posterン・レノンが宿泊、そして、あのジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの映画:『プリティーウーマン』の舞台です。

実はこの映画、『プリティーウーマン』を見ていません。映画は見ていませんが、ロイ・オービソンの歌う『オー・プリティーウーマン Oh Pretty Woman』はお気に入りです。エルビスの後を追いかけるようにサンレコード(Sun Record)に入りますがroy orbison、長い間日の目を見なかったようです。私見ながら、どうもあの風貌と声が当時のロカビリーには向いていなかったようです。しかし、多くの歌手にカバーされ、大きな影響を与えた彼でした。

東京・大阪・京都の道路から始まり、番地、Street No.、ローマ、アングロサクソン、古英語、フランス語より転移のブールバードの話まで…、やっとのことで『プリティーウーマン』に辿り着くことが出来ました。むりやり、強引に持って来た『(オー・)プリティーウーマン』をお聞き下さい。



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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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