June 12, 2010

June 12, 2010

漢字、 ひらがな、 カタカナ、ローマ字

「ひらがな」は漢字の全体をくずして、「カタカナ」は漢字の一部を借用した日本語の一音節の表記方法、とはモノ知りの友人の言。
7世紀頃には成立、以降、日本語表記には欠かせない便利な文字ですが、芸術性はともかく、本来、文字が持つべき「記号」という意味では明瞭さに欠くように思えるのは、単に私の字がヘタだからですかね。

先日、ニュースでタイでの反政府運動の様子South East Asiaを見ていると、デモのとばっちりを受けたレストラン内部の映像、メニューなのか、お奨め料理なのかは不明ですが、その壁にはローマ字表記で掲示されています。タイにはタイ文字があり、他の東南アジア諸国がヨーロッパの植民地化される中で、日本と同じく、独立を保持したその歴史を考えると不思議に思えます。

そう言えば、近隣諸国のインドネシア語、マレーシア語、カンボジア語、ベトナム語、あるいはフィリピンのタガログ語はローマ字(ラテン文字)で表記されています。外国人の私がインドネシアを訪れた時はこのローマ字表記のお陰でずいぶん救われた記憶があります。(似たような話→『「朝三暮四」、私も知りませんでした』

日本でも戦後まもなく、日本語のローマ字表記を唱えた言語学者がいたようですが実現しませんでした。「日本文化の破壊だ!とんでもない!」ということだったのでしょう。「書道ガールズ」、「漢字検定」の日本人にとって漢字は、カタカナ・ひらがなはもちろん。文化の一部、というより文化・歴史そのものと信じて疑いません。果たしてそうなのでしょうか。

戦艦ポチョムキン映画の古典:「戦艦ポチョムキン」を作ったエイゼンシュタインは漢字の成り立ちにヒントを得て彼の映画理論:「モンタージュ論」に至りました。漢字は単なる記号ではなく、意味のある絵画的な文字です。

それでは、漢字を使う中国人・日本人にどのような、「漢字ならではの」文化的(思想・芸術領域において)特徴があるのか、また、長い間中国歴代王朝の冊封体制下に在りながら漢字を排除した(?)朝鮮半島(ハングル文字)やベトナム(ローマ字)の文化が非漢字化が要因でどのように変化したのか?、その差異は?…。漢字の果たした大きな役割があると思うのですが、日本人にとって漢字は空気や水のようなもので、あって当たり前、考えるまでもない事なのか、どうも納得いく説明を聞いたことがありません。今年の漢字

漢字が苦手な人間の極論でしょうが、ひょっとしたら…、表記文字など文化とは全く関係のないところで使われているのかも知れません。東南アジア諸国が植民地時代の旧宗主国の言語表記を踏襲しても、表記方法そのものは文化にはあまり影響を与えなかったのではないでしょうか。

ローマ帝国の国語はラテン語、その表記は文字通りローマ字(ラテン文字)、帝国の拡大とともにヨーロッパ各地に広がり、特に、キリスト教の国教化(313年)はこれを加速、ゲルマン人の侵入により帝国は崩壊(467年)、中世に入りますが、ヨーロッパ各地に興ったゲルマン諸王国は、言ってみれば、侵入してきた蛮族、より高度な文明を持つ先住民族(旧ローマ帝国市民)を支配・統治して行かなければならず、そこで利用したのがキリスト教(ローマ教皇)でした。ゲルマン人王は自らキリスト教に改宗、ゲルマン人王はローマ教皇の権威を認め、その権威に基づき、ゲルマン王の支配・統治に正当性を与え、その見返りに、ローマ教皇は経済的・軍事的な保護を得、ヨーロッパ全土に宣教活動をローマ帝国領 トルコの位置行います。ローマ教皇を頂点として辺境の末端に至るまでキリスト教聖職者の言語はラテン語であり、これは現代のローマ教皇制度内にも受け継がれているそうです。

ヨーロッパ諸国言語のローマ字(ラテン文字)表記はローマ帝国及びキリスト教(ローマ教皇)勢力の拡大よるものでしょうが、個々の文化に影響を与えたのはローマ字(ラテン文字)表記ではなく、宗教=キリスト教(ローマ教皇)でしょう。逆に、今日我々が見るヨーロッパの諸国の近似性・同一性はキリスト教(ローマ教皇)に由来するものです。現に、アラビア文字からローマ字(ラテン文字)表記に変えたトルコはEU加盟を果たしていません。イスラム教国だから、というのがその理由です(東端にせよ、ローマ帝国領土内にあったのですが…)。▲上図参照

「ワープロを使い始めてから、どうも…」と、言い訳の多い人間の単なる思いつきを書いてみました。

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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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