November 2006
November 22, 2006
Hong Kong Express Airlines
グーグルで「Hong Kong Express」を検索すると、光栄にも最上段に表示されます。次には「Hong Kong Express Airways」と表示され、「実在したんだ!」という感じで、小生は大いに感激しました。同社はマカオの賭博事業で財をなした実業家:Stanley Ho(何鴻燊)により個人所有された香港拠点の航空会社、とはWikipediaの説明 。
子供に「大きくなったら何になるの?」と尋ねたら、「パイロット」という答えが多く返ってくるのは今も変わりがないでしょう。男性にとって飛行機、パイロットは「あこがれ、ロマン」。彼は、小生を含めた凡庸な多くの男性とは異なり、それを実現することができたのでしょう。
みなさんは「星のお王子様」の作者:Saint-Exupery(サ
ンテグジュベリ)をご存じでしょう。彼は国際航空郵便のパイオニアとしても知られ、1931年、既に冒険飛行家として知られていた
彼は「Vol de nuit、夜間飛行」を発表。彼の友人であったジャック・ゲランはこれに因んで1933年香水:「Vol de nuit、夜間飛行」を世に出します。プロペラの形をしたボトルがその由来を物語ります。
第二次世界大戦が始まりパリはナチスドイツに占領されます。彼はいったんフランスを逃れ、ニューヨーク、ケベックに居を移しますが、「自由フランス」に志願、ヨーロッパ戦線に復帰します。1944年、44歳の時、「ドイツ軍部隊の動向を写真撮影せよ」との命令を受け、ロッキードF5写真偵察機を駆って出撃。これが最後の飛行となりました。ドイツ軍による撃墜、機関の故障、彼本人の意志による自殺等諸説があるようです。
1972年、世界中でベストセラーになった「かもめのジョナサン」の作
者:Richard Bach(リチャードバック)も、空軍の予備役から冒険飛行家として活躍しました。当時アメリカ西海岸にあったヒッピーの神秘主義を背景にした飛行の持つ哲学的な隠喩はサンーテグジュベリの作品に共通するところがあるように思えるのですが如何でしょうか。
Hong Kong Expressもさらなる高みに上昇して行きたいものです。

みなさんは「星のお王子様」の作者:Saint-Exupery(サ


第二次世界大戦が始まりパリはナチスドイツに占領されます。彼はいったんフランスを逃れ、ニューヨーク、ケベックに居を移しますが、「自由フランス」に志願、ヨーロッパ戦線に復帰します。1944年、44歳の時、「ドイツ軍部隊の動向を写真撮影せよ」との命令を受け、ロッキードF5写真偵察機を駆って出撃。これが最後の飛行となりました。ドイツ軍による撃墜、機関の故障、彼本人の意志による自殺等諸説があるようです。
1972年、世界中でベストセラーになった「かもめのジョナサン」の作

Hong Kong Expressもさらなる高みに上昇して行きたいものです。
→「お悩み別コスメNavi搭載」 Hong Kong Express
November 02, 2006
「これって、トイレの芳香剤?」
かなり昔、社会人になって2〜3年たった頃、初めて海外出張をしました。目的地はオーストラリアでしたが、上司の配慮で帰途、香港に寄ってもよいとのことでした。当時日本では、特に贅沢品には関税がかかりますが、香港の免税店で買い物をすると名前の通り免税価格で買うことができます。社内へのおみやげは高級スコッチ:「ジョニ黒」あるいはアメリカ製のたばこ、女性にはチョコレート(?)が定番の時代でした。
しゃれ者の先輩から「オード・トアレを買ってきてくれ」との依頼、「いいですよっ」、と軽く了解。帰途、香港で初めて免税店を訪ね、化粧品・香水の売り場に行ってもオードトアレが見つかりません。商品ラベルに妙に多くの「Toilette」の名前を発見、「トイレの芳香・消臭剤」がたくさんあるなあ…」との印象で、「オードトアレ」が「Eau De Toilette」である、とハタと気がついたのは、はずかしながらその時でした。「トイレの水」→「トイレの芳香・消臭剤」で、これと似た話は小生だけではないはずです。皆さんも似たような経験をお持ちでしょう。如何でしょうか?
話は大きく飛んで古代ローマの時代。紀元前3〜4世紀、都市国家として始まったローマは1453年(東ローマ帝国滅亡)までの長きに渡って、地中海沿岸地域を中心に、ヨーロッパ、アフリカ北部、イラン・イラクまでを支配する、ローマ帝国を築きました。ヨーロッパの西から東に、現在のイングランド、スコットランド、北海に注ぐライン河、黒海に注ぐドナウ河が辺境の最前線で、この両河川の南岸あるいは西岸に今日でも多くの都市が発展しています。多くの都市がこのローマ帝国軍団及びその家族の居留地を紀元としています。その一つが紀元50年に居留が始まったColonia(英語のColony)=「ローマ帝国の植民地」で、当時のドイツ語(ゲルマン語?)読み:Kölnとなり、その後現在に至るまでの街の名前、「ケルン」が定着します。
時代は下って1709年、イタリア人ジョバンニ・マリア・ファリーナ(Giovanni Maria Farina)がケルンで柑橘系の香水を世に出します。これが「ケルンの水」 、Eau De Cologneの始まりでした。当時はフランス、ナポレオンの統治下にあり、彼はとくにこのファリーナの「ケルンの水」 、Eau De Cologneをこよなく愛したそうです。19世紀初め、マリア・ファリーナの孫:フェルディナンド・ミュルヘン(Ferdinand Mülhens)がそのブランド名を会社が所在するハウスナンバー:「4711」と改めます。日本の感覚では「4711番地」でしょうか?
因みに、香水(Perfume)の原料である芳香成分は実際の使用に適するように溶剤で薄められます。芳香成分を薄めずに、そのまま使用すると、揮発性物質の濃度が高すぎると肌に付くとアレルギー、衣服の変色・劣化の原因となります。芳香成分の含有量(容積比)により香水(Perfume)は概ね以下の通り分類されるそうです。
パフューム・エクストラクト(Perfume extract): 20% 〜 40%
オード・パフューム(Eau de parfum): 10% 〜 30%
オード・トアレ(Eau de toilette):5% 〜 20%
オーデ・コロン(Eau de cologne): 2% 〜 3%
…が、メーカーにより、その歴史的背景によりその呼び名は微妙に違うようです。元祖、「ケルンの水=オーデコロン(Eau de cologne)」である「4711」はその含有量が5%、厳密にはオード・トアレ(Eau de Toilette)とのこと。いわんやトイレの芳香剤ではありません。
Visit Us: Hong Kong Express, Yahoo
しゃれ者の先輩から「オード・トアレを買ってきてくれ」との依頼、「いいですよっ」、と軽く了解。帰途、香港で初めて免税店を訪ね、化粧品・香水の売り場に行ってもオードトアレが見つかりません。商品ラベルに妙に多くの「Toilette」の名前を発見、「トイレの芳香・消臭剤」がたくさんあるなあ…」との印象で、「オードトアレ」が「Eau De Toilette」である、とハタと気がついたのは、はずかしながらその時でした。「トイレの水」→「トイレの芳香・消臭剤」で、これと似た話は小生だけではないはずです。皆さんも似たような経験をお持ちでしょう。如何でしょうか?
話は大きく飛んで古代ローマの時代。紀元前3〜4世紀、都市国家として始まったローマは1453年(東ローマ帝国滅亡)までの長きに渡って、地中海沿岸地域を中心に、ヨーロッパ、アフリカ北部、イラン・イラクまでを支配する、ローマ帝国を築きました。ヨーロッパの西から東に、現在のイングランド、スコットランド、北海に注ぐライン河、黒海に注ぐドナウ河が辺境の最前線で、この両河川の南岸あるいは西岸に今日でも多くの都市が発展しています。多くの都市がこのローマ帝国軍団及びその家族の居留地を紀元としています。その一つが紀元50年に居留が始まったColonia(英語のColony)=「ローマ帝国の植民地」で、当時のドイツ語(ゲルマン語?)読み:Kölnとなり、その後現在に至るまでの街の名前、「ケルン」が定着します。

因みに、香水(Perfume)の原料である芳香成分は実際の使用に適するように溶剤で薄められます。芳香成分を薄めずに、そのまま使用すると、揮発性物質の濃度が高すぎると肌に付くとアレルギー、衣服の変色・劣化の原因となります。芳香成分の含有量(容積比)により香水(Perfume)は概ね以下の通り分類されるそうです。
パフューム・エクストラクト(Perfume extract): 20% 〜 40%
オード・パフューム(Eau de parfum): 10% 〜 30%
オード・トアレ(Eau de toilette):5% 〜 20%
オーデ・コロン(Eau de cologne): 2% 〜 3%
…が、メーカーにより、その歴史的背景によりその呼び名は微妙に違うようです。元祖、「ケルンの水=オーデコロン(Eau de cologne)」である「4711」はその含有量が5%、厳密にはオード・トアレ(Eau de Toilette)とのこと。いわんやトイレの芳香剤ではありません。
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express01 at 13:38|Permalink│Comments(0)│TrackBack(0)│
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