July 25, 2020

宿り木

コロナ禍で外出も自粛、人と話す機会が少なくなりました。そんな中、近所に住む人に久しぶりに出会い、公園のベンチでの話はいつになく長話になりました。趣味の話に至り、彼は草木・野鳥を観る、言葉を変えれば「花鳥風月」を愛でるのが彼の趣味の一つです。
 

私も草木の絵を描きますが、当初はかみさんが庭・ベランダに育てている草花を描いたのが始まりでした。後に、「嵐が丘」のママの薦めで、草木の絵を描き、それをポストカードに印刷して、お店で売ってもらっています。私は全くの自己流で草木を描いていますが、植物画をボタニカル・アートであるとするならば、それは植物図鑑の絵であり、植物のどの部位にもピントが合っているような絵であると思っています。植物画に関し、自分の思う絵の評価と一般閲覧者の評価とは大きなズレを感じてしまいます。私の植物画には「愛情がない」とはあるお客さんの評。これは否定しようもなく、草木の名前を知らずに絵を描いています。
 

私が「花鳥風月」音痴であることを知っている彼は、私に「宿り木」を見たことがあるかと聞きます。言葉は知っているが、見たことはないと答えると、一本のケヤキ(?)の下に連れて行ってくれます。見上げると、梅雨の合間の空が、梢一杯に広がった緑の向こうに明るく、緑の密度をさらに深めた、まるで「杉玉」が点在する不思議な光景が広がりました。野鳥ファンでもある彼曰く、冬鳥のヒレンジャクやキレンジャクがその実を好んでやって来ると言います。夏場でさえこんなにはっきりと浮かび上がっているのであれば、冬枯れの季節にはなお更でしょう。

宿り木_1 

 古代ケルトや北欧では冬でも鮮やかな緑を保つ宿り木は生命力の象徴として、ローマ時代は守り神として戸口に吊るし、キリスト教時代になると魔除けとして登場、クリスマスイブより前に宿り木を切りとるのは不吉とされています。日本でも古くは「ほよ」とか「ほや」と呼ばれ、長寿・生命力の象徴、幸運をもたらすものとされています。
 

この年になってこんな大発見(?)をするとは夢にも思わず、得意になって知人に話すと、知らない人はほとんどいません。知らないのは私だけ…、という顛末でした。

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express01 at 13:14|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

July 11, 2020

第3回絵画展

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「嵐が丘」にて第3回絵画展を開催中です。過去1年間を振り返ってみると、コロナ禍の影響をこれほどまでに受けるとは思いませんでした。第2回の時に、たまたま客としてお店を訪れ、私の絵を見てくれた方が、町田市「市美展」の副会長で、その彼女が強く推してくれたので、昨年秋、市民ホールでの絵画展に出展しました。次に、コロナ禍が拡がる2月末、「町田市立国際版画美術館」に出展。3月末、「尾根道桜祭り」は中止でしたが、隣接する彼女のご自宅でのオープンハウス「日本刺繍教室 おかじま」にも展示させていただきました。

 彼女の助言のお陰で、従来、遠く離れた友人、「嵐が丘」の顧客という狭い地域に限られた見学者がさらに広く町田市の市民にまで広がったことは私にとって画期的なことでした。「自分の絵を見てもらう」という意味ではかなり積極的に動いたのですが、残念ながら、このコロナ禍の前では全くの無力でした。
                         
 人の薦めもあって草木を多く描いたのですが、どうも草木に対する「愛情が足りない」らしく、一方では、近郊の景色も見慣れたものばかりで、旅行にでも行けば新鮮な風景にも巡り合うはずなのですが、それもかなわず、この一年の作品には不満が残るものでした。突き詰めれば、絵を描き始める前に設定するか、描いている途中にそれが浮かぶのかは別に、絵を貫く物語性(あるいはテーマ)が希薄でした。

 そして、「嵐が丘」にて第3回絵画展を開催すべく、4月6日、お店のママと展示作業を完了させたのですが、「自粛要請」の高まりから、急遽、4月・5月は閉店となってしまいました。「自粛要請」は、戦前に存在した「自警団」・「隣組」を連想させる「自粛警察」なる新語を生む事態までに発展しました。閉店の「嵐が丘」の代替に、団地内公園の東屋ベンチを会場に、わずか3人で「歴史雑談会」をやっていると、婦人警官が現れましたがすぐに引き返して行きました。「自粛警察」が通報したのでしょう。「息苦しさ」を感じるのはマスクのせいだけではないようです。
しおり

谷戸池公園子供広場 6月、「嵐が丘」が再開しました。お馴染み客も「自粛」にはうんざり、しおりお店は休みであろうが家賃支払いを待ってはくれず、谷戸池公園広場何とかお店を援助できないものか…と作ったのが、不用な画用紙を使った栞(しおり)でした。コロナ禍で巣ごもりするお馴染み客も多く、手紙を書いたり読書の時間が増えたのかも知れませんが…、私の絵葉書(100円)そして栞(50円)をお買い上げ頂いているようです。売り上げは「嵐が丘」でのコーヒー代に変わります。

 美術館・ライブハウス・演劇・野球・サッカー等の文化・スポーツ施設は大勢の観客を伴うものであり慎重な対応が必要とされるでしょう。しかし、我々の生活に身近な図書館、体操・ウォーキング(散歩)はコロナ禍だからこそ、平静を保つために最低必要なもので、工夫一つで感染対策が可能です。住民の溜まり場、喫茶店「嵐が丘」の存在もその一つです。

人はパンのみにて生くるものにあらず

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express01 at 13:02|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Drawing | Lifestyle
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ISAO

映画・音楽・歴史、そして、自己流ながら、水彩画を描いています。思いついたことを、気の向いたままに、イサオなりに、深く掘り下げていきます。 ※お気づきの点、改善すべき点をどうぞお聞かせ下さい。

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